歴史を反省すると、先の大戦での日本の敗戦には様々な原因があると思いますが、アメリカや世界の情勢を見誤り、本来は味方とするべき相手を敵に回してしまったことが大きいと思います。
当時のアメリカの中には、日本との戦争に反対していた勢力もいるのです。その人たちと連携すべきでした。アメリカは一枚岩でなく、さまざまな異なる考えの勢力があり、国の方針に影響を与えています。当時の日本はアメリカを正確に分析できていませんでした。
現在の日本にも、アメリカのリバタリアン勢力の考え方を正確に読み解く力がほとんどありません。アメリカのリバタリアン勢力は有権者の約10~12%(または7~22% ケイトー研究所)と言われており、共和党・民主党の2大政党に比べると数は少ないですが、「米リバタリアン党」はアメリカの第3政党です。
また、トランプ大統領(当時)が外交安全保障に関して頼ったのがリバタリアン陣営です。アメリカの大統領に影響を与えている価値観を知らないことは、アメリカが今後どのような動きを取りうるかを見誤ることになりかねません。覇権国かつ同盟国であるアメリカの動きを分析できなければ、世界情勢を見誤り、思わぬところで戦争に巻き込まれる可能性もあります。
アメリカのリバタリアンの考え方を正確に分析し、日本人にわかるように伝えることが必要だと考え、これを研究所の大きな目的の一つと位置づけています。
また、世界の自由主義者のネットワークへの日本からの参加者は現在非常に少ない状況です。同じ価値観を共有することで仲間になり、世界の自由主義者のネットワークと連携することも重要だと考えます。